大阪IR出資企業+和泉氏+大阪市特別顧問=癒着か

人工島・夢洲

和泉洋人氏は安倍・菅政権時に首相補佐官をつとめ、加計学園問題などでしばしばニュース映像や誌面に登場もしていましたが、岸田政権になって退任し、今年の1月から大阪府市の特別顧問についています。

松井大阪市長は、夢洲の街づくりに注力してもらいたい、と和泉氏の起用を説明し、また和泉氏はなぜか、無報酬のボランティアで仕事を手伝うと説明していました。

その後4月に発売された「週刊現代」で、作家の森功氏は和泉氏について、大手企業9社とアドバイザリー契約を結び、コンサルタント料を得ていると報じ、つづいて6月には、共産党のしんぶん赤旗日曜版がスクープしました。
和泉氏が、アドバイザリー契約という社外から助言やサポートをする契約を、結んでいる大和ハウス工業は、実は大阪府市のIRと、つながっていたというスクープです。
大阪府市のIR事業者である「大阪IR株式会社」は、米国MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスが合弁でつくった会社ですが、そこに、大和ハウス工業は出資をしていたのです。
つまり大阪府市とIR事業者と大和ハウス工業と和泉洋人氏は、つながっていた、仕事を発注する側と受ける側があらかじめつながっていた、ということ。

そしてまた大阪IR株式会社へ出資している企業は、大和ハウス工業の他に20社以上もあるが、和泉氏はそのうちの数社とはやはりアドバイザリー契約を、結んでいるのではないかとみられています。

IR事業は国が旗をふり大きな公金が投入されます。
大阪府市の舞台裏を知る立場である特別顧問・和泉氏が、仕事を請け負う側の企業とつながっているなんて、まさに癒着でしょ。
たとえば発展途上国や、権威主義や縁故主義の国家においては、政治的癒着は起こりがちかもしれないけれど、現代日本でも、起きるんでしょうか。
もしかして日本はすでに、三流国家に落ちてしまっているんでしょうか。
あるいは、この大阪IRと和泉氏の件は、IR事業がらみだから起きたのでしょうか。

どっちにしろ吉村知事と松井市長はまず説明をして、和泉氏を特別顧問から外すべきです。
本邦は、いったいどこへ向かうのか・・

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