そもそも日本では、競輪・競馬・競艇・オートレースという公営ギャンブルを、市民にゆるしているほかは、賭博(とばく)という本格的なギャンブルは法律違反だとして、禁じてきました。
賭け事(かけごと)で遊ぶのは犯罪だったのです。もちろん隠れてこっそりやったとしても。
最近カジノを日本につくる話がとんとん拍子にすすんでIR実施法(じっしほう)もすばやくでき上がったのは、実は、アメリカから、つよく求められたからだという報道がありました。
2017年、当時の安倍首相がアメリカを訪問したときに、トランプ大統領から、大手のカジノ事業者であるラスベガス・サンズとウィン・リゾーツ、この2社に、日本で仕事ができるライセンス(免許)を与えるように、安倍首相はプッシュされたという記事が出たのです。
また安倍首相は、ある朝食会で、ラスベガス・サンズの責任者と会っていたという記事もありました。
話題になったアメリカの大手2社は、トランプ大統領の政党である共和党を、大きな資金力をつかって応援している事業者です。
アメリカのしたたかな考えに、日本が振りまわされないためにも、疑わしい点はどんどん調査して報道してほしいですね。