大阪にて「カジノの是非は府民が決める 住民投票を求める会」が、2月20日から活動をスタートしたようです。
この会は、和歌山市で行われてきた活動に倣って、発足したといいます。
和歌山市では「カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会」が、住民投票を行う条例制定に向けて、十分な数の署名を集めました。
しかし住民投票条例案は、市議会で1月27日、自民党や公明党などの反対によって否決されました。
地方議会に維新や自民党の議員が多いと、IR誘致における住民投票条例案は、否決されます。両党ともに、IRやカジノを推進しているため。
公明党は、与党の側に立つ、と常に決めているからでしょうか(分かりませんが)、自民や維新と足並みを揃えがちに思えます。
すると、誘致に反対する市民は、どんな方法によって意思表示ができるんでしょう・・・
関西ではテレビの情報番組などに、吉村大阪府知事や松井大阪市長、維新の創設者である橋下徹氏が、実にしばしば出演されています。そういうテレビ局の姿勢では、畢竟、維新がすすめるIRやカジノなどの政策が、電波によって暗に後押しされて、世論がつくられがちになるのではないか、と危惧します。
メディアの仕事は、IRとカジノのメリット・デメリットを冷静に分析して、行政のその進め方をも精査して、ていねいに報道してくれること、ですね。