大阪IRを問う住民投票、維新などの反対で行われず

臨時議会での吉村知事 ©MBS

大阪IR誘致の賛否を住民投票で問うために、市民団体が20万以上の署名を集め、そのうち 19万2773筆が有効署名とされました。

7月29日、その住民投票の条例案が、府議会の臨時議会にかけられることになり、市民団体から、知事や議会に向けての意見陳述も行われました。
「多くの署名が集まった事実を直視すべきだ」と。

府議会は即日採決に入りました。そして住民投票条例案は、またたくまに否決されて終了となりました。

吉村知事があらかじめ住民投票に反対の意見書を付けていたし、議会で多数を占める維新と、公明党の議員はもともと反対の考えだったし、自民党も、住民投票には賛成としながらも、条例案では外国人の投票権を認めているために反対を選択しました。

条例案が否決されて、終わった直後の議場では、維新の議員の何人かが、傍聴席につめ掛けていた市民にむけて声を立てて笑いながら、「はよ出ていけや」、とヤジる姿をさらしていました。
こんな横着な議会で、IRは果たして丁寧に議論されてきたんだろうか? と心配が過ぎるほどでした。

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