マカオ新聞(5/1配信)から挙げます──
カジノ売上の優等生だったマカオで、前年同月から68.1%減など収益ダウンが軒並みつづいている、そんな最新統計を、マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)が公表しました。
新型コロナが、人の動きを大きく変えてしまいました。
中国本土とマカオの往来は、条件付きながら再開されていましたが、マカオに隣接する広東省などで再流行があって、インバウンド旅客数はまた減りました。
マカオのカジノ減収はあきらかにその影響です。
【資料1】2022年のマカオの月次カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)・1月:63.44億パタカ=約1017億円(20.9%減)・2月:77.59億パタカ=約1244億円(6.1%増)・3月:36.72億パタカ=約589億円(55.8%減)
・4月:26.77億パタカ=約429億円(68.1%減)=1~4月累計:204.52億パタカ=約3279億円(36.2%減)
【資料2】2013年~2021年のマカオの年間カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)・2013年:3607.49億パタカ=約5兆7846億円(18.6%増)*ピーク時・2014年:3515.21億パタカ=約5兆6366億円(2.6%減)
・2015年:2308.40億パタカ=約3兆7015億円(34.3%減)・2016年:2232.10億パタカ=約3兆5791億円(3.3%減)
・2017年:2657.43億パタカ=約4兆2612億円(19.1%増)・2018年:3028.46億パタカ=約4兆8561億円(14.0%増)
・2019年:2924.55億パタカ=約4兆6895億円(3.4%減)
・2020年:604.41億パタカ=約9692億円(79.3%減)
・2021年:868.63億パタカ=約1兆3928億円(43.7%増)
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中国から富裕層が来ないとやっぱりカジノは成り立たないふうです。
コロナ禍と、中国人富裕層。
日本のIR計画は、それらをどう見すえているのでしょう・・