オンラインカジノが、いまや大流行?

オンラインカジノ(ネットカジノ)の問題が急浮上しています。
日本ではそれは違法だが今はまだ取り締まることができない、という問題。
そしてオンラインカジノによって実は今、多くの日本人がギャンブル依存症にかかっているという問題。

これらの問題が急に取りざたされたのは、先だって4,630万円という、コロナ対策の臨時特別給付金を、山口県阿武町から誤って振り込まれた男性(逮捕された田中容疑者)が、勝手にオンラインカジノで遊んでその全額を?、使ったらしい事件が起きたからでした。

事件は事件として当局に調べてもらいましょう。
ここではオンラインカジノのことを、少し記そうと思います。

オンラインカジノはスマホを使っても簡単にやれるギャンブルで、近ごろそれに「ハマる」若い世代が急増していて、だからギャンブル依存症患者も、急増しているんだそうです、20代~40代男性が特に。

一回の賭け金が千円か2千円という少額でも遊べる気安さと、土日祝日そして深夜でもクレジットカードを使えるネット環境に、仮想通貨でもOKなこと、スマホアプリで後払いも可能なこと、といった手軽さが、まさにゲーム感覚ゆえに利用者を増やしてきました。
オンラインカジノへのアクセス数は、18年末に70万回だったのが、21年9月には 8300万回に。2年弱で約118倍です。

しかしゲームみたい、といってもやっぱりそこれはギャンブルです。オンラインカジノ利用者の中には、お金がただの数字にしか見えなくなって賭け金を青天井に増やしてしまったり、何百万何千万と借金をつくることになったり、大学などは、中退せざるを得なくなってもいるようです。
ギャンブル依存症に未来を奪われてしまう、おそろしい話。

日本ではもちろん賭博行為は、違法です。オンラインカジノも違法になります。
しかし日本をターゲットにサイトを開設しているオンラインカジノは、海外でライセンスを得て、運営する企業であるため、つまり日本の法の下にはいないため、いまは取り締まれません。賭博罪に引っかかっていても、野放し状態になっている。
これは大問題です。今回の事件をせめて奇貨として、すみやかに国をあげて対策すべきオンラインカジノ問題です。

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オンラインカジノへのアクセス数が多い国は、アメリカ、ドイツ、韓国、日本、カナダ、だそうです。
新型コロナ禍が始まったころに確か、カジノは今後はオンラインに移行するだろう、と言われていましたが、その予想通りの現状なのでしょう。
つまり、建物をつくってディーラーを配置したリアルなカジノよりも、オンラインカジノの方を、利用者はえらぶ時代になっている。
IRのカジノは、もはや時代遅れなのかもです。

大阪と長崎に、この先IR及びカジノを、つくっても赤字しか生まなかったら大打撃、目も当てられません。今一度じっくり再考してみるのが良いように思います。

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