市民を二分してる横浜のカジノ

山下ふ頭のIR候補地・神奈川新聞より

横浜市ではカジノをつくりたい派と、カジノは絶対につくらせない派が、町を二分しているように見えます。

林 文子(はやし ふみこ)市長は、2017年の横浜市長選挙に立候補したときには、IRやカジノをつくることに賛成すると言っていませんでした。そのため林氏に一票を投じた市民は多かったのです。

ところが市長に当選してから、横浜にカジノをつくると急に言いだし動きだしたので、多くの市民がおどろいて怒ってしまいました。

カジノは町にはいらない、という声は大きいです。ハマのドンと呼ばれる、横浜 港運協会・会長の 藤木 幸夫(ふじき ゆきお)氏も、大反対であると表明しました。
2020年6月に藤木氏が会長を退任しても、横浜 港運協会じたいはカジノ反対を言いつづけています。

2020年5月、新型コロナのパンデミックのなか、次のニュースが流れました。
<IRを運営する米ラスベガス・サンズが、日本への進出を断念した>
<ラスベガス・サンズの会長はコメントした、「日本におけるIR開発のわく組みでは、私たちの目標達成はむずかしい。今後は日本以外での、成長機会に注力する予定だ」と ><b12>このニュースから、大企業も新型コロナで困って惑っていることが読みとれます。

2020年8月、横浜市は、IRとカジノについて発表しました。2020年代後半にオープンさせる予定だった計画が、コロナ禍のため、2年ほど遅れると。

2020年9月、横浜市がすすめるIRとカジノの誘致(ゆうち)に反対する市民団体が、発表しました、林文子 横浜市長のリコール(解職請求)をスタートすると。
市長をリコールして辞めさせるには、横浜市の有権者 49万878人 以上の署名が必要になります。
2020年12月5日までの60日間が、署名活動をできる期間です。

また別の市民団体は、IRとカジノの賛否を問う住民投票を、行うための署名活動を始めました。

2020年9月25日の、林市長の発言です。
「IRやカジノは住民投票で決めるものではない。国の方針の中でやっていることだ」

2020年11月、IRとカジノの住民投票をめざす市民団体が集めた、約20万5800人分の署名を、選挙管理委員会に提出しました。必要な署名は62500人分だったので、その3倍の数が集まった。
それら署名は、そこにまちがいが混じっていないかを確認したら、林市長から市議会に提出され、そして市議会で可決されたなら、2021年春ごろに住民投票が行われます。

2020年11月、ハマのドンと呼ばれた藤木幸夫さんは横浜港ハーバーリゾート協会会長に就き、そしてその役員会の席で公言しました、IRを推進する首長や議員は、すべて落選させると。

2020年12月15日、林文子横浜市長のリコール(解職請求)署名を集めていた市民団体が、次のように発表しました。
2か月間に集めた署名数は9万111筆で、必要な法定数49万筆にとどかなかった、しかし、市長の解職を求める声は、これで見える形になったと。

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