松井市長の記者会見(2月2日)の場で、またしても市長とMBS記者の激しいやり取りがありました。
例の問題、夢洲IR用地がひじょうに安く評価された事と、鑑定業者の3社がぴたり同じ金額をあげた談合疑惑をめぐって、でした。
やっぱり松井市長と大阪市の方に、説明責任があるように思うのですが、市長は、記者の言葉尻を捕らえて攻撃しているふうな印象です。
そしてまた、この問題は会見場で引きつづき取り上げられてきましたが、そこでの疑問は、質問を繰りだす記者が、なぜかいつもMBSだけということ。
今回は大阪日日新聞の記者が後半にやや加わりました。が、他社の記者はほぼずうっと黙っている。
大阪の地には、忖度(そんたく)が生まれる土壌でもあるのでしょうか。
あるいは、メディアが黙して質問せずの風景は、現在の日本国の縮図なのでしょうか。
国境なき記者団が発表する「世界報道自由度ランキング」で、日本は 2010年の11位を頂点に、ずるずると順位を下げて、今や71位です。
38位 台湾、42位 アメリカ、43位 韓国、とつづき…
68位 エクアドル
69位 ケニア
70位 ハイチ
71位 日本
このような順位の低迷は、メディアの側がすべき質問をしない姿勢と、イコールなのかもしれません。
松井市長とMBS記者のやり取りは、
ここで見られます。