IRをつくって成功した例

アジアのなかで特に成功しているのが、マカオとシンガポールです。くわしく見てみましょう。

マカオ

「中華人民共和国マカオ特別行政区」、という小さなエリアでしかないマカオには、カジノが40施設あり、「東洋のラスベガス」と呼ばれるほどです。

IR全体の売上げの中で、カジノの売上げは70~90%をしめています。

さらにそのうちの約70%が、高額カジノというもので、それはゲームを少ない額ではやらず、一晩に数百~数千万円をつかって遊ぶような、中国やアジアの大金持ち(富裕層)が利用するカジノなんですね。

シンガポール

カジノは2か所のIRにあります。売上げ全体の中で、カジノが50~70%をしめています。

シンガポール政府によって、売上げをカジノに頼りすぎないようにと、ほかの店もがんばってもらえるようにと、いろいろ規制をかけられているため、カジノの売上げが50~70%におさえられているようです。

ここのカジノへも、マカオと同じく中国人などの富裕層が多く訪れています。

以上のマカオとシンガポールから分かること、それは、大金を賭けてくれる富裕層のお客さんに、カジノで遊んでもらうことが、何よりも大事みたいですね。高額で遊ぶプレーヤーをどれだけ、どうやって、IRへひきよせられるかに、IRの成功が、かかっているように思えます。

ただし、マカオもシンガポールも、新型コロナのパンデミックによってIRの営業をストップしてしまいました。将来的には、さて、どうなるんでしょう。

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