横浜市長選:山中氏が出馬表明「IR反対、即時撤回」

山中竹春教授・時事通信社6/29記事より

8月22日投開票の横浜市長選挙に、横浜市立大医学部教授の山中竹春氏(48)が、無所属で出馬すると表明しました。
立憲民主党は同日に推薦を決めましたが、今後はほかの野党や市民勢力との、連携をすすめていくそうです。

山中氏は、IR誘致については「データに真摯(しんし)に向き合えば、カジノがだめだと分かる」と反対を明言してます。

山中氏の会見に同席した、立憲民主党代表代行の江田憲司衆院議員は、次のように話しました(神奈川新聞による)。
IR誘致に反対している横浜港ハーバーリゾート協会の、藤木幸夫会長と、山中氏ともども面会し「応援を約束いただいた」と。

ハマのドンと呼ばれた藤木幸夫氏は、IR誘致にはかねてより大反対です。
国家公安委員長という閣僚を辞めて出馬を表明した小此木八郎氏も、IR反対を突如いい出したので、藤木氏は、親の代から付き合いのある小此木氏を応援するんだと思いましたが。山中氏を推すのでしょか。さて。

○01日 7月 2021 横浜市はすでにIR施設参入事業者を公募ずみ:「瑞穂埠頭・横浜市ホームページより」
5月末に横浜市は、IR施設参入事業者を募っていたそうです。
資格審査を通った事業者は2つのグループでした。
1つは、シンガポールに拠点を置く「ゲンティン・シンガポール」 + パチンコの大手メーカー「セガサミーホールディングス」 + 「鹿島建設」、これらの連合。
もう1つは、マカオを中心に事業を展開している「メルコリゾーツ&エンターテインメント」 + 「大成建設」、この連合。
近々どちらかの事業者が選ばれて、そして秋には、IRの候補地も決定されるそうです。

IRの候補地は、多くの市民が反対している山下埠頭ではなく、瑞穂埠頭にある、在日米軍が使用している米軍施設・ノースドックにすれば、反対の声をおさえて誘致が可能になる、と考えられているそうです。

そんな具体策がすすむ中で、横浜市長選挙はIR誘致反対をかかげる、候補者同士が闘う展開になるようです。
真に反対してる候補者なのか、あるいは選挙に勝つために反対をとなえる候補者なのか、有権者はそこもよく見極めなければ、と思います。

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